2004/06/16


ぬくもり運ぶ、笑顔が広がる
犬山・アニマルセラピー
パトラとレイは人気者−−名物「職犬」

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ひよこ組の園児と一緒に記念撮影。クラスメートと言ってもいいほどなじんでいるパトラ(後)とレイ(前)
ひよこ組の園児と一緒に記念撮影。クラスメートと言ってもいいほどなじんでいるパトラ(後)とレイ(前)

 全国の市でただひとつ「犬」の字が付く愛知県犬山市。03年3月に「家庭動物愛護のまち」を宣言し、老人ホームや保育園でのアニマルセラピーを積極的に進めている。

 同市は02年4月、市内の犬山動物病院(太田亟慈(じょうじ)院長)が所有するラブラドルレトリバーの「パトラ」(メス、10歳)を、職員ならぬ「職犬」に任命。さらに今年5月には「レイ」(メス、4歳)も採用した。

 2匹はともに、温厚な性格で、介助犬の訓練を受けている。週に1、2回、老人ホームや保育園に派遣される。派遣先の評判は上々。2匹とのふれ合いが楽しみで、朝からそわそわするお年寄りもいるという。

 5月27日、市立羽黒北保育園ひよこ組での交流をのぞいた。子供たちは2匹の体をなでて「あったかいよ」「ふさふさだよ」と大喜び。おずおずとしっぽをちょこんと触って、隠れてしまう女の子も。

 パトラやレイには、ストレスはたまらないのかな。

 「彼女たちは、みんなに喜んでもらえることがうれしいんです」と、太田院長はほほ笑んだ。そうか、お互いが癒やし癒やされているのか。

 穏やかなふれ合いの1時間は、あっという間に過ぎた。

 車に乗せられる2匹を、園児たちが玄関で名残惜しそうに手を振って見送った。その中に、しっぽを触っただけの女の子の姿も。

 パトラとレイが園児たちを振り返った。その目が「また、遊ぼうね」と言っているように見えた。


【写真・文 片山喜久哉】
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「トックン、トックンいってるよ」と心臓の音に興味津々=犬山市の羽黒北保育園で
「トックン、トックンいってるよ」と心臓の音に興味津々=犬山市の羽黒北保育園で


「よう来ておくれたねえ」。笑顔がはじける=犬山市養護老人ホームで
「よう来ておくれたねえ」。笑顔がはじける=犬山市養護老人ホームで


普段は病院内の事務室で静かに待機
普段は病院内の事務室で静かに待機


パトラの身分証明書
パトラの身分証明書


レイの身分証明書
レイの身分証明書


あいにくの雨。レインコートを着せてもらい、さあ「出勤」=犬山動物病院で
あいにくの雨。レインコートを着せてもらい、さあ「出勤」=犬山動物病院で

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