エスカルゴ

香り誘う“森”の味覚

北畠氏館跡庭園
いい香りが漂う。エスカルゴ・ブルギニョンには
白ワインが似合う
 ワインと香味野菜などでじっくり煮込む。ガーリックバターと共に殻に詰めてオーブンで焼く。いい香りが漂い始めたら、エスカルゴ・ブルギニョンの出来あがりだ。
 フランス料理を代表する食材・エスカルゴは、仏・ブルゴーニュ地方にいるヘリックス・ポマティアという種類が最も高級とされる。が、乱獲と、生息地である森の減少で激減したという。








北畠氏館跡庭園
養殖でふ化したエスカルゴの赤ちゃん。
10日で10 ミリに育ち、元気に動き回る
北畠氏館跡庭園
養殖成功から1年9ヶ月。養殖棟での飼育は順調だ。=三重県松阪市曲町の高瀬さんの養殖棟で
  むづかしいとされるその養殖を、三重県松坂市曲町の鉄工所経営、高瀬俊英さん(54)が行っている。本格的な試みは7年前に始め、昨年2月に成功させた。
 養殖棟は、長さ40メートル、幅25メートル。樹脂製の箱がびっしり並ぶ。一箱に40匹が生息している。窓は三重で、気温25度、湿度98%に保っている。深い森に入った感じだ。
 養殖しているのは、ポマテイア3万匹と、トルコ原産のリューコロム27万匹。デパートやレストランに出している。
 レストランでは、エスカルゴ料理は一年のうちで冬に人気が高い。これからの季節、日本産エスカルゴが胃袋をたんのうさせる。 [写真・文 山口政宣]


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